なじみのある機能名が分かりにくくなるとき
ナウナウ・ゲーミングのスペース・ミュータントは、韓国語の機能紹介に「Wild」と「Wilds」を英語のまま残しています。韓国語のスロット利用者には「와일드」「스캐터」「프리스핀」という機能名がすでになじんでいます。それを意味だけで訳したり、英語のまま残したりすると、知っているはずの機能が分かりにくくなります。

確認された問題
ナウナウ・ゲーミングのスペース・ミュータントでは、韓国語の機能紹介に「거대한 Wild를 트리거하세요!」(巨大なWildを発動させよう)、「Wild로 변하여」(Wildに変わり)、「추가 Wilds」(追加のWilds)のように、英語の機能名がそのまま入り込んでいます。韓国語の利用者がすでに「와일드」という名前で知っている機能を、文章の中では英語の単数形と複数形で呼んでいます。
Wildを一般語として直訳する場合とは形が違いますが、問題の根は同じです。現地の利用者が慣れ親しんだ機能名を使わず、既知の機能を別の表現から読み直させることです。シンボル上のWILDという表示はアートワークの一部として残せます。問題は韓国語の説明文で適切な名称を選んでいない点にあります。
問題の分析
Wild、Scatter、Free Spinsはスロットで繰り返し登場し、機能名として定着した表現です。韓国語では「와일드」「스캐터」「프리스핀」のように音写した呼び名の方が、各単語の意味を説明的に訳すよりも機能をすぐに思い浮かべやすくなります。「무료 스핀」(無料スピン)は字義を伝えますが、なじみのあるボーナス機能「프리스핀」の印象までは十分に伝えられません。Wildを英語のまま残すことも、利用者が使っている「와일드」という名前の代わりにはなりません。
ただし音写をすべての言語に一律に適用すべきではありません。中国語には定着した意味訳があり、ドイツ語でも用語によって英語からの借用と現地語訳を使い分けます。各言語での選び方はワイルド・スキャッター・フリースピンのローカライズ分析で詳しく扱っています。
考えられる解決策
この画面の韓国語では機能名を「와일드」に統一し、「追加のワイルドシンボル」に相当する自然な韓国語で表せます。Wildsという英語の複数形を韓国語の説明に残す必要はありません。シンボルのWILD表記は残しつつ、最初に「와일드(WILD)」と示せば、画面上の表示と現地の呼び名を結び付けられます。
ワイルド・スキャッター・フリースピンのような頻出機能名は、各言語の利用者が実際に使う形を調べ、用語集に固定すべきです。初心者への説明が必要なら、名前を直訳に置き換えるのではなく、なじみのある名称に機能の仕組みを添えればよいのです。
問題の適用範囲
この画像で確認できるのは、あるスロットの韓国語の機能紹介にWildとWildsが英語のまま残っていることです。このゲームでScatterやFree Spinsも誤訳されているという意味ではありません。ただし三つとも多くのスロットで使われるため、定着した現地の呼び名を使わず直訳や英語表記を選ぶ問題は、ほかのゲームや言語でも繰り返され得ます。
韓国語や日本語では音写が自然な語でも、中国語では定着した意味訳の方が適切な場合があります。問題の範囲は「すべての言語で必ず音写すること」ではなく、各言語の利用者がすでに知っている機能名を探して使う現地化の工程全体です。
潜在的なリスク
辞書的には正しい語でも、利用者にとってなじみがなければ、ワイルド・スキャッター・フリースピンとして知っている機能を別の名前から探し直すことになります。英語をそのまま残せば現地語の説明中で原語を解釈する必要があり、字義だけを訳せば機能名としての親しみやボーナスへの期待が弱まります。
機能紹介、ヘルプ、ボーナス画面で名称の選び方まで変われば、一つの機能にいくつもの名前があるように見えます。ルールの理解が遅れるだけでなく、ローカライズが完成した製品だという信頼も損ないます。多言語展開では、辞書上の意味だけでなく各市場の利用者が使う名称を基準にすべきです。